足の裏を鍛えよう!
かつてはタンジュ(バレエの基礎訓練)をしっかりやっていればよいと言われていたものですが、
近年になってバレエの訓練法もずいぶんと様変わりしてきています。
爪先や足の裏の感覚を鋭敏にするためにゴムバンドやスーパーボールをつかった訓練が取り入れられ始めています。
当スタジオでも即導入し、日々のレッスンで行っています。
それは一見地味なので、バレエの回転や跳躍の華々しさにあこがれている人からみると、
一体何のために必要なのかと思われがちな訓練ですが、
ここ数年実践してみて、やはりいい結果が出ています。
足の動きが滑らかになってきます。
そうした 訓練を経ていない人と比較すると顕著な違いが出てきています。
では、それは一体どんな訓練なのかと興味をお持ちの方にほんの数例をご紹 介。
【ゴムバンド エクササイズ】
■ その1
ゴムバンド(市販されているもの。
当スタジオでは小学校低学年児にはセラバンドのグリーンを使用、幅15センチ×1.5M)を
足の指でつかんで、たぐりよせ、土踏まずの下へ集める。
この訓練では足指の動きを滑らかにし、土踏まずの筋肉を強化する効果がある。
■ その2
ゴムバンドを床に敷き、その上に立ち、背伸びする。もう1人がゴムバンドを引っ張る。
立ってる人はそのゴムバンドが引っ張られても
グラグラしないように安定して立っていられるように気をつける。
この訓練では足の指が床にしっかりとつく感覚を培い、かつ筋力を強化することが目的。
上記の2つのエクササイズはタオルなどでも代用できます。
他にもいろいろなエクササイズがあります。
【スーパーボール エクササイズ】
■ その1
スーパーボール(直径3センチ程度。100円均一のショップで入手可)で立って、
足の裏の下でごろごろと転がす。足の裏→足の内側→足の外 側→足指の間とゴロゴロ転がし、マッサージ。
足指の根っこの間接(中足骨)の下で間接と間接の間があくように転がす(マッサージ)。
最後に足の指総動員で スーパーボールを足でつかむ。
■ その2
その1ができるようになったら、そのまま足首を動かす。いろんな方向へ。
最後はぐるっと回せるように。ボールを落とさないよう、動かすのはなかなか難しい。(^^;)
■ その3
その2ができるようになったら、ボールを大きなものに交換。
上記のエクササイズは足の裏にある全身の平衡感覚のセンサーを刺激し、バランスがよくなります。
もちろん足の動きも繊細になり、美しい爪先で踊ることの助けになります。
興味のある方はどうぞレッスンにおいでくださいね。百聞は一見にしかずですから ☆(^_^)v