これからお子さんにバレエをとお考えのお母様へ
これから我が子にバレエをとお考えのお母様、クラシックバレエというとそれに何を望んでおいでですか?
「体を丈夫に!」「いい姿勢を身につけさせたい」「歩き方が悪いからよくさせたい」
「運動として」「マナーを身につけさせたい」「子どもがやりたいというから」
「自分がやりたかったけど、出来なかった夢を子どもに託したい」
皆様、大体こうしたところから出発なさいます。
そしてお教室探しを始めるのではないでしょうか。
では、どんな教室をお望みでしょうか?
「自宅から通える近いところ」「お月謝が安いところ」「発表会がある (もしくは無い)」
「お友達が通っているところ」「先生が優しい(厳しい)」「発表会が豪華」
「少人数で細かく見てもらえるところ」「上手な人が育った実績がある」などなど。
いろいろあることでしょう。私もひとりの子どもを持つ母親です。
そしてクラシックバレエを教えることを生業にしまし た。
その私が自分の子どもを通わせるならば、
どんなことをチェックしてお教室を選ぶかをこっそりお教えしましょう。
★幼児や小学校低学年の子どもに
バレエのポジションの正確さ(完全に外に180度開いたという意味)を強要するところは
子どもの身体能力を見誤っているので、避けた方が懸命です。
この形を先天的に出来る人はまれで、時間をじっくりかけて習得していくべきものです。
ここで、形の正確さを子供に要求してしまうと、将来怪我をしやすい筋肉を作ってしまいます。
見学の際によく観察されるとよいでしょう。
(ポジションのことはバレエの書籍、雑誌などをご参照ください。)
★ ひとりひとりの体の状態を見るには触ることでしか出来ないものです。
子供の体に触らない教師は避けた方がよい場合が多いです。
★どのような方針で運営されているかよく先生に尋ねられるとよいでしょう。
たとえば「発表会への参加の有無」「発表会以外の活動はあるかどうか」
「各クラスのレッ スン回数」「月謝などの費用」「発表会の費用」。
こうしたことをしっかりと尋ね、おうちの都合としっくりくるかどうかを
納得がいくところで決めた方がよいでしょう。
質問をたくさんすることを遠慮することはありません。
本当に納得したところで始める方が後々のトラブル回避となります。
いかがでしょうか?
つまるところ、こうしたことは親御さんご自身が
お子さんにバレエを与える目的が具体的であればあるほど、
それに見合ったお教室を見つけやすくなるのです。
また、お子さんと先生との相性もありますね。
お子さんがバレエを楽しく学べるかどうかは先生との相性次第ということもあります。
見学や体験の際にはお子さんの様子をしっかりと見てあげてくださいね。
お教室選びというのは、いろいろな要素の中での選択となることでしょうから、
これまでに揚げたことご参考にしていただければ幸いです。
また、出会いというものは「縁」でもあります。
それを信頼すると言うのもひとつですね。
いずれにせよ、お子さんがバレエに取り組むことで
有意義な日々を送るようになることが何よりも大切です。
お母様方、お子さんのためにも、どうかよい選択をしてあげていただきたいと思います。
皆様にすてきなバレエライフが訪れますように!(*^_^*)