イメージを使おう!
先だって、心理学のセミナーに参加してきました。
そこで筋反射のテストをすることで人がストレスを感じる度合いを知ることができるということを知りました。
自分の心理状態が物事に対しての挑み方に影響を及ばすということです。
ちょっと難しい言い方なので、わかりにくいですよね。
それが簡単にわかる実験があります。
普通に立っているところに他の人から軽く押してもらいます。
すると少しバランスが崩れます。この時の力加減を覚えておきます。
次に「気持ちが良くなること」を思い浮かべてもらいます。
例えば、「おいしいケーキを食べた」とか、「おねだりしていたおもちゃを買ってもらっ た」とか。
その状態でもう一度軽く押してもらい、バランス感覚をさっきの状態と比べます。
そして次は「気分が落ち込むこと」を思い浮かべてもらいます。
「テストで赤点」とか「お母さんに叱られた」とか。それで再びバランスのチェックをします。
さて、この実験の結果なんですが、どんな違いがあると 思います?それは不思議な出来事でした。
なんと「気持ちが良くなること」と「気分が落ち込むこと」を比べると、
「気持ちが良くなること」を思い浮かべた方 がはるかにバランスが安定しているんです。
「気分が落ち込むこと」の場合は体の反射が全く効かない状態になるんです。
これはバレエで生かせると思いませんか。
クラスレッスンではルルベ(背伸びする動き)でバランスをとることが沢山出てきます。
このときに「気持ちのいいこと」を思い浮かべるのです。
すると普段以上にバランスが安定します。
たったこれだけのことでバランスが安定するのなら、使わないのはもったいない。
イメージを使う。しかも、いい気持ちになるイメージ。ぜひ、試してみてください!