レッスン着について
バレエショップへ行くとすてきなレッスン着が所狭しと並べられています。
フリルがふわふわして夢いっぱいでバレエへ の憧れの気持ちがさらに膨らみます。
なので、あまり厳しいことを言いたくはないのですが、
レッスン着のことでちょっとお心に留めていただきたいことがあります。
バレエクラスでは生徒の筋肉がどんな状態で動いているかを常にチェックし、
正しい動きをしていないときには教師が直していくものなのです。
ですので、体の線がよくみえるシンプルなレッスン着(レオタード)が望ましいのです。
当スタジオでは下記のようなガイドラインがあります。
●プレバレエクラス
シンプルなレオタード(袖無し、スカート無し、装飾品無し)
スカート(※)
ピンクタイツ(足先を出せる穴あきタイプ)、
ピンクのバレエシューズ(ソールはフルソールを)
※スカートは薄地で足の付け根がすけて見えるようなものがよいです。
あまり丈の長いスカートも良くないです。
ちょうどお尻が隠れる程度の丈が適しています。(子どもはその方が綺麗に見えます。)
●ジュニアクラス/シニアクラス
シンプルなレオタード(袖無し、スカート無し、装飾品無し)
ピンクタイツ(足先を出せる穴あきタイプ)
ピンクのバレエシューズ(小学校高学年からスプリットソールOK)
寒い時期にレオタードの上に何か1枚というときも体のラインを隠さないと言うことが原則となります。
(そういったことからもTシャツ類は不可とさせていただいています。)
このようにいろいろと決まり事のようで、不自由に感じる方がいらっしゃるかもしれません。
でも、体の使い方で間違いがあっても、上に着ているがために、
教師がそれを見落とすことの方が、将来的に悪い癖になってしまい、
後で直すことが大変になってしまいます。癖はけっこう怖いです。
一度身についたクセの矯正は大変な時間が必要になってしまうからです。
そうしたことからも、レッスン着が
各スタジオで厳格に決められている場合があるのは当然の成り行きと感じるのです。
バレエ教師にとっての唯一の誠意はその生徒が美しくなっていくことに努力をおしまないことですから。
レッスン着に「なぜ?」と思ってる皆さん、そうした観点から見てみてくださいね。